視聴率に最もこだわりがある番組というと、ドラマ枠が多いように思われます。
現に、ドラマの初回視聴率はニュースで採り上げられるほど、毎回、注目されています。
ドラマの全盛期は、1990年代になるでしょう。
「トレンディードラマ」という流行語も生まれるほど、当時、多くの人々はドラマに没頭していました。
まだ、それほどビデオ録画も浸透していなかったことも、高視聴率を生んだ理由となっているようです。
OLやサラリーマンはリアルタイムでドラマを観るために、残業をせずに急いで帰宅していました。
「W浅野」と呼ばれた女優の浅野温子さん、浅野ゆう子さんが出演するドラマは、すべてヒットしました。
脚本家の野島伸司氏の名が広まることになった「ひとつ屋根の下」には、現在活躍されている福山雅治さんや、江口洋介さんが出演されていたことは、多くの人が知っていることでしょう。
ヒットドラマが続出していた頃の視聴率というと、30%越えがほとんどです。
低い回でも20%後半でした。
しかし、現在は15%越えただけでもヒット、といわれる時代です。
20%を超えたら大ヒットとされ、続編や映画化の話が生まれてきます。
この何年か、30%を越えるようなドラマは存在していません。
かろうじて20%を超えるドラマというと、原作がマンガという作品が多くなっています。
人気マンガの読者たちを取り込むことでドラマの視聴率を高めることになるのですが、90年代のような、脚本家が独自に書いたヒットドラマを観てみたい、という人も多いことでしょう。