「いじられる」という言葉があります。
これは、本来、「触られる」、「もてあそばれる」というような意味を持っていますが、最近は別の意味で使われています。
「(他人に)ちょっかいを出される」、「(他人に才能を)引き出してもらう」という意味で使われているのです。
主に、テレビ番組内で使われることが多くなっています。
例えば、バラエティー番組の司会者が気に入った出演者を見つけると、その人を前に押し出してあげるために「いじってあげよう」ということになります。
また、お笑い芸人などは、司会者にいじられることがブレイクするきっかけとなります。
俳優としてもタレントとしてもいまいちパッとしない芸能人は、いろいろな番組に出て司会者にいじられるよう努力しています。
そうすることで別の才能が開花し、芸能人としての知名度が上がってくるのです。
そのため、あえて、いじられキャラに徹する芸能人も少なくありません。
歌手でもグループの場合、一人くらいはいじられキャラが存在します。
そのいじられキャラがトーク番組などで司会者にいじられると、グループの存在がブレイクする、ということがよく起こっています。
モーニング娘。がブレイクしたのは、歌の実力もさることながら、トーク番組でのいじられキャラによるものもありました。
TBSの「うたばん」内で、とんねるずの石橋貴明さんが何人かのいじられキャラを創り出し、それが元でブレイクしたのです。
また、一般人でも、他人にいじられることで良い人間関係を保てることがあります。
いじられキャラの存在は場を和ませるものでもあり、今の時代に必要な存在となってきているのです。